食べ物をこぼす

食べ物をこぼすことにかけては自信がある。

入院生活中すでに3回もこぼし、2回も味噌汁碗をひっくり返した。

わたしがこんなにも食べ物をこぼすのは、残念ながら遺伝だ。祖父母も父も、食事中アラアラと言いながらこぼすのだ。どこか気品ある父方の祖母も気品ある食べ方をしながらボロボロと寿司をこぼしていたのを大変覚えている。

その遺伝子が2分の1も入っているなら、わたしもこぼすしかない。

今日の当直は割と冷たい方の看護師さんなので、ひとまずひっくり返した味噌汁碗を元に戻しティッシュで拭いたはいいものの、

捨てたゴミ箱が味噌汁の具の青菜臭い。

というか食事作りをした人は味噌汁の味見をしてくれたのだろうか。こんな青菜臭い汁があってよかろうかというくらいだぞ。

ゴミ箱回収は毎週金曜日なのであと5日間この臭いと格闘するのも阿呆らしいので、素直に深刻して回収してもらおう。優しい看護師さんのときに。